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年収 AI生成 文責 くろいちご

賞与の所得税率は前月の給与で決まる、前月30万円なら4.084%・50万円なら14.294% 2026年分

賞与明細の所得税は、前月の給与から社会保険料を引いた額と扶養の人数で率が決まる。前月30万円と50万円の2026年分の試算を賞与額別に並べ、月額表で計算する場合と年末調整との関係も示す。

14.294% 前月の給与50万円・扶養0人の賞与の所得税率(前月30万円なら4.084%) 当サイト試算、国税庁「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和8年分)」甲欄、東京都・35歳・協会けんぽ、2026年9月1日確認

賞与明細の所得税は、賞与の額で率が決まるわけではない。前月の給与から社会保険料を引いた額と扶養の人数で、国税庁の「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和8年分)」の行が決まり、その率を社会保険料控除後の賞与に掛ける。当サイトの2026年度の試算(東京都・35歳・扶養なし・協会けんぽ・扶養控除等申告書を提出済みの甲欄)では、前月の給与が30万円なら率は4.084%、50万円なら**14.294%**だった。

同じ50万円の賞与でも、所得税は前月30万円の人で17,420円、前月50万円の人で60,971円になる。差は43,551円で、率は3.5倍違う。ただし、ここで引かれるのは仮の税額だ。その年の所得税は年末調整で計算し直される。

明細の数字は三つの手順でできている

試算の計算は、次の順に進む。

  1. 賞与から社会保険料を引く。100万円の賞与なら146,900円が引かれ、853,100円が残る。
  2. 前月の給与(賞与を除く総支給額)から社会保険料を引いた額と扶養の人数で、算出率の表の甲欄の行を選ぶ。前月30万円なら44,070円を引いた255,930円、前月50万円なら73,450円を引いた426,550円がその額になる。
  3. 1の額に2の率を掛け、1円未満を切り捨てる。

賞与の額が出てくるのは1だけだ。ただし、社会保険料控除後の賞与が前月の社会保険料控除後給与の10倍以下で、前月に給与があり、その給与が社会保険料を上回る場合に限る。この範囲では、前月の給与と扶養人数が同じなら率は動かず、所得税は社会保険料控除後の賞与に比例する。10倍を超える場合などは月額表で計算する。

前月の給与が30万円の人の表

賞与額社会保険料控除後所得税(率4.084%)
100,000円85,310円3,484円
300,000円255,930円10,452円
500,000円426,550円17,420円
800,000円682,480円27,872円
1,000,000円853,100円34,840円
1,500,000円1,279,650円52,260円
3,000,000円2,696,550円月額表で計算

出典:当サイト試算(2026年9月1日確認。国税庁「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和8年分)」、協会けんぽ東京支部の保険料額表ほかをもとに計算。東京都・35歳・扶養なし・甲欄・年度で最初の賞与)

最後の行だけ率が入っていない。社会保険料控除後の賞与2,696,550円が、前月の社会保険料控除後の給与255,930円の10倍(2,559,300円)を超えるためだ。算出率の表の備考では、この場合は表を使わず月額表で計算する。前月中に給与がない場合と、前月の給与が社会保険料以下の場合も同じ扱いになる。

前月の給与が50万円の人の表

賞与額社会保険料控除後所得税(率14.294%)
100,000円85,310円12,194円
300,000円255,930円36,582円
500,000円426,550円60,971円
800,000円682,480円97,553円
1,000,000円853,100円121,942円
1,500,000円1,279,650円182,913円
3,000,000円2,696,550円385,444円

出典:当サイト試算(2026年9月1日確認。国税庁「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和8年分)」、協会けんぽ東京支部の保険料額表ほかをもとに計算。東京都・35歳・扶養なし・甲欄・年度で最初の賞与)

社会保険料控除後の列は二つの表でまったく同じだ。賞与から引く社会保険料は前月の給与に左右されないので、違いは率の列だけに出る。前月50万円の場合、10倍の基準は4,265,500円になり、300万円の賞与でもこの表の率で計算できる。

300万円の行は、社会保険料303,450円が支給額の約10.1%にとどまる。ほかの行は14.69%なので、ここだけ保険料の上限がかかっている。賞与の社会保険料の上限は賞与の社会保険料の記事で扱っている。

自分の明細と合わないときに見る条件

試算は条件を固定している。次のどれかが違うと、明細の数字と一致しない。

  • 標準報酬月額は、前月の給与が12か月続くものとして求めている。月ごとに給与が上下する人は、隣の等級になることがある。
  • その年度で最初の賞与として計算している。健康保険の上限は年度の累計にかかる。
  • 年4回以上支給されるものは賞与として扱われず、標準報酬月額の対象になる。
  • 扶養控除等申告書を出していない乙欄の人には、表の率は当てはまらない。

明細の「手取り」が表と違って見えるときは、住民税も確かめたい。住民税は前年の所得に対して毎月の給与から引かれ、賞与からは引かれない。表の手取りにも住民税は入っていない。

賞与で引かれた所得税は年末に計算し直される

前月の給与が高いと賞与の率も上がるが、それは賞与を払う時点の引き方で決まった仮の税額だ。1年分の所得税は、給与と賞与を合わせて年末調整で計算し直される。年末調整で戻る額の試算は年末調整の記事にある。

自分の前月の給与や扶養の人数を入れて確かめるなら、当サイトの手取り計算ツールで条件を変えて計算できる。

出典 種別について